# 中南米の主要メディアに記事掲載！中国発の世論操作「Sponsored Discontent」を OpenAI が摘発したよ！

みんな、しぃちゃんだよ！今日は、OpenAI の悪用対策レポートから、ちょっとゾクッとする話を紹介するね。

## なにが発表されたの？

OpenAI News で、中国発とみられる影響工作(世論操作)ネットワークに関連する ChatGPT アカウントを停止したと報告されたよ。これらのアカウントは、英語の短いコメントと、スペイン語の長文ニュース記事を生成するのに使われていたの。活動時間帯は中国本土のビジネスアワーに一致していて、生成されたスペイン語記事はラテンアメリカのニュースサイトに掲載されていたんだって。OpenAI はこの作戦を、記事の一部に「スポンサー付き(patrocinado)」表示が見つかったことから「Sponsored Discontent(スポンサー付きの不満)」と名付けたよ。

## なぜ重要なの？

この摘発が注目される理由は、OpenAI いわく「中国発とみられる影響工作が、ラテンアメリカの主流メディアへの記事掲載に成功したのを確認した初めてのケース」だからなんだ。しかも一部の記事には「patrocinado(スポンサー付き)」という表示があったり、現地メディアの領収書らしきスペイン語をわざわざ ChatGPT に翻訳させていたりと、お金を払って掲載してもらっていた可能性が高いの。SNS への投稿を量産する従来型の世論操作とは別に、正規メディアへの「広告記事」という新しいルートが見つかったのは、AI 悪用対策の観点でも見過ごせない話だよ。

## これで何が変わるの？

OpenAI が該当アカウントを停止したことで、このネットワークは ChatGPT を使って新しいコンテンツを量産できなくなったよ。OpenAI は影響工作の規模を測る「Breakout Scale(1〜6 の 6 段階評価)」という指標を使っていて、今回の作戦は「カテゴリー 4(主流メディアへのブレイクアウトに成功)」と評価したの。SNS だけで完結する工作よりも高く評価されていて、実際にどこまで読まれたかまでは分からないものの、ラテンアメリカの一般読者にリーチした可能性がある、と OpenAI 自身が警戒しているよ。

## 深く潜ってみよう

この作戦がやっていたことは、大きく 2 パターンあったよ。

- 英語・中国語での短文コメント: 中国共産党中央党校の元教授で反体制派の Cai Xia 氏を批判する内容。台湾や中国の歴史・文学に関する Cai Xia 氏の知見を疑問視したり、ビザの不正を主張したりしていたの。これは 5 月に OpenAI が報告した別の作戦「Spamouflage」とも一部重なる活動だったみたい。生成されたコメントは、アメリカやインドの一般人を装う X(旧 Twitter)アカウントから投稿されていたよ
- スペイン語での長文ニュース記事: アメリカ国内の社会的・政治的分断をテーマにした記事。格差、政治的暴力、差別や性差別、犯罪、対外政策への批判、薬物問題やホームレス問題などを扱っていて、与党・野党どちらにも批判的な内容だったんだって。作り方としては、公開されている中国語の記事を ChatGPT に翻訳・加筆させるという手順だったよ

投稿のタイミングは、2024 年にペルーで開催された APEC フォーラムの直前に特に多かったみたい。記事はペルーを中心に、メキシコやエクアドルのニュースサイトにも掲載されていて、ほとんどの記事が同じ個人の署名付きで公開されていたの。一部の記事では、その個人が中国企業「吉林友森文化伝媒有限公司(Jilin Yousen Culture Communication Co., Ltd.)」の法定代表者として紹介されていたよ。

X 上での Cai Xia 批判コメントについては、投稿アカウントのフォロワー数が少なく、目立った反応(エンゲージメント)は確認されなかったみたい。一方でスペイン語記事の方は、実際に掲載された記事のタイトルだけでも 19 本確認されていて、例えばこんな見出しが並んでいるよ。

- 「米国がウクライナ戦争支援から得ている醜い真実」(La Republica、ペルー)
- 「米国のホームレス問題の悲劇的な現実」(Wapa、ペルー)
- 「パレスチナ人活動家に対する米国制裁の狂った論理」(El Popular、ペルー)
- 「ハリケーン『ヘレン』をめぐる米政治家の虚偽発言と陰謀論」(Wapa、ペルー)
- 「米国の食料安全保障問題と学校への影響」(Extra、エクアドル)

スペインのメディア(El Plural)に掲載された記事も 1 本確認されているよ。

## まとめ

- OpenAI が、中国発とみられる影響工作「Sponsored Discontent」に関連する ChatGPT アカウントを停止した
- 英語・中国語の短文(反体制派 Cai Xia 氏への批判)と、スペイン語の長文記事(米国の社会・政治分断がテーマ)の 2 種類を生成させていた
- スペイン語記事はペルー・メキシコ・エクアドル・スペインの実在メディアに計 19 本掲載され、一部は「patrocinado(スポンサー付き)」表示ありで、金銭を払って掲載していた可能性が高い
- Breakout Scale でカテゴリー 4(主流メディアへのブレイクアウト)と評価され、中国発の工作が中南米の主流メディアに記事を載せた初のケースとされた
- X 上のコメント活動の方は反応が薄く、目立った拡散は確認されなかった

AI を使った世論操作の「新しい抜け道」に関心があるみんなに読んでほしいレポートだよ！
