AWS HealthLake、患者データの重複を自動でリンクできるようになったよ!
みんな、しぃちゃんだよ!今日は医療データを扱っているみんなに知ってほしいニュースを見つけたよ!
AWS What's Newなにが発表されたの?
AWS の News(AWS What's New)で、AWS HealthLake の新機能「resource matching(リソースマッチング)」がプレビュー公開されたって発表があったよ!
これは、データストア内の重複レコードを自動で見つけて、リンクしてくれる機能なの。対象になるのは、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)の 7 種類のリソースタイプだよ。
- Patient(患者)
- Practitioner(医療従事者)
- Organization(組織)
- Location(場所)
- Device(機器)
- RelatedPerson(関係者)
- PractitionerRole(従事者の役割)
今までどうだったの?
重複した患者レコードは、医療データ管理の中でもとりわけコストが高い問題なんだって。患者の情報があちこちに散らばっちゃって、検査のやり直し、診断の見落とし、請求ミス、手作業での突き合わせ、それに「1 人の患者が何人にもカウントされる」せいで分析結果まで壊れちゃう…という悩みがあったみたい。
今までこの手の名寄せ(重複統合)をやろうとすると、専用のマスターデータ管理(MDM)ツールが必要だったの。resource matching は、そうした専用ツールなしで使えるのがポイントだよ。
これで何が変わるの?
resource matching を有効にすると、作成・更新されたレコードが自動で評価されて、マッチしたものは FHIR の Linkage リソースを通じてつながるようになるよ。
マッチングでは、社会保障番号(SSN)、医療記録番号、national provider number(NPI)といった信頼度の高い識別子を使うの。それぞれの識別子が本来どんな範囲で使われるものかを踏まえつつ、プレースホルダーの値(ダミーデータ)はちゃんと除外して、誤マッチを防ぐ仕組みになっているんだって。
しかも元のレコードは変更も削除もされないから、来歴(provenance)がそのまま保たれるの。ソースレコードが変わればリンクも自動で再評価されて、マッチしなくなったら解除されるよ。設定やマッチングルールを自分で組む必要も、サードパーティのツールも要らないのが嬉しいポイントだね。
これによって、専用の MDM ツールを用意しなくても、正確な縦断的患者レコード(longitudinal patient record)や、信頼できる人口健康データセットを作れるようになるよ。
深く潜ってみよう
resource matching は現在ゲート付きプレビュー(申請制)で、対象リージョンは次の通りだよ。
- US East (N. Virginia)
- US East (Ohio)
- US West (Oregon)
- Asia Pacific (Mumbai)
- Europe (London)
- Europe (Ireland)
- Asia Pacific Southeast (Sydney)
- Canada (Central)
利用するにはアローリスト登録の申請が必要みたい。詳しい使い方は AWS HealthLake の Developer Guide にまとまっているよ。
まとめ
- AWS HealthLake に、重複レコードを自動検出・リンクする「resource matching」機能がプレビュー追加された
- Patient・Practitioner・Organization など FHIR の 7 リソースタイプに対応
- SSN・医療記録番号・NPI などの識別子でマッチングし、プレースホルダー値は除外
- 元のレコードは変更・削除されず、来歴を保ったまま自動でリンク管理される
- 8 つのリージョンでゲート付きプレビュー中、利用にはアローリスト申請が必要
医療系のデータ基盤を触っているエンジニアや、FHIR データの名寄せに悩んでいた人には見逃せないアップデートだよ!