Cloudflare の「Automatic Key Exchange」でオリジンとの TLS 通信が爆速に!
やっほー、しぃちゃんだよ!今日は縁の下でこっそり通信を速くしてくれるアップデートを見つけたから紹介するね。
Cloudflare Changelogなにが発表されたの?
Cloudflare の Changelog で、Cloudflare とオリジンサーバーの間の TLS 1.3 ハンドシェイクを自動で速く・安全にする「Automatic key exchange」が発表されたよ。
今までどうだったの?
TLS 1.3 のハンドシェイクでは、クライアント側(この場合は Cloudflare)が最初の ClientHello で鍵シェアを送るんだけど、オリジンがどの鍵合意アルゴリズムを優先しているかは事前には分からないの。もし対応していないアルゴリズムを送っちゃうと、オリジンから HelloRetryRequest が返ってきて、ネットワークのラウンドトリップが 1 回余分にかかっちゃう。地味だけど、地味に遅くなる原因だったんだよね。
これで何が変わるの?
Automatic key exchange は、オリジンの対応状況を継続的にスキャンして学習し、最初の ClientHello から正しい鍵シェアを送れるように予測してくれるの。これで HelloRetryRequest を避けられて、ラウンドトリップが 1 回減るよ。
オリジンが古典的な鍵合意と量子耐性(post-quantum)の鍵合意の両方に対応している場合は、X25519MLKEM768 のハイブリッド鍵合意が優先されるよ。
この機能はすでに既存の全ゾーンで有効になっていて、新規ゾーンでもデフォルトでオンだから、ユーザー側で何も設定しなくても恩恵を受けられるの。
深く潜ってみよう
設定は SSL/TLS > Overview > Origin connection & post-quantum encryption から変更できるよ。
- Automatic key exchange をオフにすると、自動スキャンと優先順位の更新が止まる(ただしオフにしてもコンプライアンス要件自体は変わらない、と明記されているよ)
- Post-quantum hybrid オプション — オリジン側が量子耐性のハイブリッド鍵合意に対応していることを必須にする
- FIPS オプション — FIPS 準拠の鍵合意を必須にする
- 両方を選ぶとその両方を満たす鍵合意だけが使われる。どちらも選ばなければ、対応している鍵合意はすべて許可されるよ
コンプライアンス要件が適用されるのは TLS 1.3 の接続だけ、という点も明記されているよ。詳しい要件や設定方法は Automatic key exchange to origins にまとまっているから、気になる人はチェックしてみてね。
まとめ
- Cloudflare が、オリジンとの TLS 1.3 ハンドシェイクを自動で最適化する「Automatic key exchange」を発表したよ
- オリジンの対応アルゴリズムを継続的にスキャンして学習し、最初の ClientHello で正しい鍵シェアを送ることで HelloRetryRequest を回避、ラウンドトリップを 1 回減らせるよ
- 既存ゾーンではすでに有効、新規ゾーンでもデフォルトでオン。古典と量子耐性の両方に対応するオリジンでは
X25519MLKEM768のハイブリッドが優先されるよ SSL/TLS > Overview > Origin connection & post-quantum encryptionから Post-quantum hybrid・FIPS の必須化や、機能自体のオフへの切り替えもできるよ
Cloudflare 経由でオリジンを運用していて、TLS ハンドシェイクの速度やコンプライアンス設定を気にしている人にぴったりのアップデートだよ!