Traffic Source セレクタ誕生!Cloudflare Gateway で通信の入り口を見分けられるように
やっほー、しぃちゃんだよ!今日はネットワークの「入り口」に注目した、Cloudflare Gateway のアップデートを見つけたよ。地味に見えるけど、運用してみるとかなり効くタイプの機能だと思うから紹介するね!
Cloudflare Changelogなにが発表されたの?
Cloudflare Changelog(Cloudflare の更新履歴)によると、Cloudflare Gateway の HTTP ポリシーと Network ポリシーに、新しく「Traffic Source」セレクタが追加されたよ。これは、トラフィックがどんな経路(オンランプ)で Cloudflare に到達したかを識別するためのセレクタなの。たとえば、Cloudflare One Client(WARP)経由の通信と、MCP ポータルやプロキシエンドポイント経由の通信を区別して、別々のルールを適用できるようになるんだって。
今までどうだったの?
これまでの Gateway ポリシーでも、宛先 URL やアプリケーションカテゴリなどの条件でルールを組むことはできたけど、「そのトラフィックがそもそもどの経路でネットワークに入ってきたか」という切り口では制御できなかったの。企業のネットワークには、WARP クライアント・Mesh コネクタ・Magic WAN・クライアントレス RDP・プロキシエンドポイントなど、いろんな入り口があるのに、それらをまとめて同じルールで扱うしかなかったんだね。
これで何が変わるの?
Traffic Source セレクタを使うと、オンランプの種類ごとに違うポリシーを適用できるようになるの。原文で紹介されている対応値は次の通りだよ。
- Device client(
device_client) — Cloudflare One Client(WARP)からのトラフィック - Mesh(
mesh) — Cloudflare Mesh コネクタからのトラフィック - Cloudflare WAN(
cloudflare_wan) — Magic WAN 経由のトラフィック - Clientless RDP(
clientless_rdp) — クライアントレス RDP セッションのトラフィック - Proxy endpoint(
proxy_endpoint) — PAC ファイルによるプロキシエンドポイント経由のトラフィック - Clientless Browser Isolation(
agentless_biso) — クライアントレス Browser Isolation のトラフィック - MCP portal(
mcp_portal) — MCP ポータル経由のトラフィック
たとえば「MCP ポータル経由のトラフィックだけ特別なルールを適用する」とか、「WARP 経由の社員端末とプロキシ経由の来訪者端末で別のポリシーを組む」みたいな、経路単位できめ細かい制御ができるようになるの。ネットワーク管理者にとっては、通信の出どころに応じたゼロトラストなポリシー設計がやりやすくなるのが嬉しいポイントだね。
深く潜ってみよう
Traffic Source セレクタは、内部的には net.onramp.type という API フィールドを使っていて、HTTP・Network どちらのポリシーでも
net.onramp.type == "device_client"
のような形で条件式に組み込めるみたい。UI 上の表示名と API 値がセットで公開されているから、Terraform などでポリシーをコード管理している人にも扱いやすそうだよ。
あわせて、Network・HTTP ポリシー向けに「Browser Isolation」セレクタも追加されていて、こちらは
net.is_isolated == true
という条件で、そのセッションが Remote Browser Isolation 内で実行されているかどうかを判定できるの。隔離されたセッションだけ別のルールを適用する、みたいな使い方ができそうだね。
なお、この発表には GA(一般提供)かベータ版かの明記はなくて、詳しい設定手順も「HTTP policies」「Network policies」のドキュメントを参照する形になっているよ。
まとめ
- Cloudflare Gateway の HTTP/Network ポリシーに Traffic Source セレクタが追加され、
net.onramp.typeで WARP・Mesh・Magic WAN・プロキシ・MCP ポータルなど 7 種類の経路を区別できるように - 経路ごとに異なるポリシーを組めるようになり、ゼロトラストなアクセス制御がより細かくできるように
- あわせて Browser Isolation セレクタ(
net.is_isolated)も追加され、隔離セッションかどうかも判定可能に
Cloudflare One でネットワークポリシーを運用していて、「通信経路ごとにルールを変えたい」と思っていたネットワーク管理者・セキュリティ担当者に刺さる発表だよ!