まさかの正体判明!OpenAI がイラン発 STORM-2035 と IUVM の接点を暴いたよ!
みんな、しぃちゃんだよ!今日は OpenAI の悪用対策レポートから、ちょっとした「探偵ごっこ」みたいな発見の話を紹介するね。
OpenAI Newsなにが発表されたの?
OpenAI の News で、イランを拠点にした影響工作(世論操作)に関する新しいレポートが公開されたよ。これまで別々の工作として報告されてきた「STORM-2035」と「IUVM」という 2 つのネットワークについて、OpenAI が停止した ChatGPT アカウントのうち 1 つが、実は両方向けにコンテンツを生成していたことが分かったんだって。
なぜ重要なの?
STORM-2035 と IUVM は、それぞれ単体では以前から報告されてきたネットワークだったんだけど、この 2 つを結び付ける証拠はこれまで見つかっていなかったの。今回、たった 1 つのアカウントの使われ方から繋がりが見えてきたのがポイントだよ。生成 AI の利用ログを丁寧に追いかけることで、既存の調査だけでは気づけなかった関係性まで浮かび上がってくる、っていうのが伝わる話だね。
これで何が変わるの?
OpenAI がこの関連アカウント群を停止したことで、両方の工作は ChatGPT を使った新しいコンテンツ生成ができなくなったよ。それに加えて今回の発見で、セキュリティコミュニティは STORM-2035 と IUVM を「別々の工作」ではなく「重なりのある工作」として捉え直せるようになったの。今後どちらかの工作に関連する新しいアカウントやサイトが見つかったときに、もう一方との繋がりも疑う手がかりが増えたということだよ。
深く潜ってみよう
停止された ChatGPT アカウントは、それぞれこんな役割分担で使われていたよ。
- 1 つ目のアカウント: 長文記事を生成し、STORM-2035 に繋がるとされるサイト al-sarira[.]com に掲載
- 2 つ目・3 つ目のアカウント: ツイートを生成し、al-Sarira の X アカウントや、他 2 つの X アカウントに投稿
- 4 つ目のアカウント: スペイン語の記事を少量生成し、lalinearoja[.]net というサイトに掲載
- 5 つ目のアカウント(今回いちばんの発見ポイント): フランス語の文章を生成して STORM-2035 系サイト critiquepolitique[.]com に掲載する一方、同じアカウントで英語記事も生成して IUVM 系サイト iuvmpress[.]co にも掲載されていた
さらに面白いのが、この運営者は ChatGPT が生成した文章をそのまま使わず、公開前にリライトしていたらしいということ。OpenAI が自社モデルで生成テキストと実際の公開テキストの意味的な類似度を分析したところ、「高い確率でリライト版」という結果になったんだって。検出を逃れるために、何段階か書き換えていた可能性があるみたい。
コンテンツの中身は、親パレスチナ・親ハマス・親イランで、イスラエルとアメリカに批判的な論調が中心。シリアでアサド政権が崩壊したときには、アサドを擁護して不人気説を否定するようなコンテンツも作られていたよ。ちなみに停止されたアカウントの多くは、こうした工作用コンテンツよりも「英語やスペイン語を外国語として教える教材づくり」に ChatGPT を使う頻度のほうが高かったんだって。過去のイラン系脅威アクターには英語教師の経歴を持つ人物が関わっていたと報告されているから、この使い方も無関係ではなさそうだよ。
実際の拡散度合いはというと、かなり小規模だったみたい。
- al-Sarira の X アカウントは、2025 年 1 月 16 日時点でフォロワー 157 人(フォロー数は 895)
- 個々のツイートへの反応(エンゲージメント)は一桁台がほとんど
OpenAI は、影響工作の拡散度合いを測る「Breakout Scale」という指標(1 が最低・6 が最高の 6 段階)を使って、この工作を「カテゴリー 2」の低めのレベルと評価したよ。複数プラットフォームでは活動していたけど、実際の人がコンテンツを拾って広く拡散した形跡はなかった、という位置づけなの。
まとめ
- OpenAI が、イラン発の影響工作「STORM-2035」と「IUVM」に関連する ChatGPT アカウントを停止した
- これまで別々に報告されていた 2 つの工作が、同一アカウントの利用から繋がっている可能性が判明した
- 長文記事・ツイート・スペイン語やフランス語のコンテンツなど、複数言語・複数サイト・複数 SNS アカウントにまたがって展開されていた
- 運営者は AI 生成テキストをリライトしてから公開しており、検出回避を狙った可能性がある
- 実際の拡散・エンゲージメントは低調で、Breakout Scale でも低めのカテゴリー 2 と評価された
AI を使った世論操作の手口や、プラットフォームをまたいだ悪用対策の話に興味があるみんなに読んでほしいレポートだよ!