たった 1 件の「間違い SMS」から発覚!OpenAI が暴いたカンボジア発の求人詐欺ネットワーク
みんな、しぃちゃんだよ!今日はちょっと背筋が伸びちゃう話、OpenAI が公開した詐欺ネットワークの摘発レポートを紹介するね。
OpenAI Newsなにが発表されたの?
OpenAI の News で、求人詐欺(タスク詐欺)を手がけていたネットワークに関連する ChatGPT アカウントを停止したと発表されたよ。このネットワークは、「いいねを押すだけ」のような簡単な作業に高収入を約束する勧誘メッセージを、英語・スペイン語・スワヒリ語・キニヤルワンダ語・ドイツ語・ハイチクレオール語など複数言語で量産していたの。
OpenAI はこの作戦を、実際に届いた SMS にちなんで「Wrong Number(間違い電話)」と名付けたよ。オペレーションはかなり一元化された体制で、活動拠点はカンボジアである可能性が高いと報告されているんだ。
なぜ重要なの?
このネットワークが ChatGPT で行っていたことの大半は、実は「翻訳」だったの。中国語と、英語・スペイン語・キニヤルワンダ語・スワヒリ語・ドイツ語・ハイチクレオール語との間で会話文を翻訳させて、届いたメッセージへの返信をまた中国語に訳し直す、というやり取りを繰り返していたんだって。
つまり AI 翻訳のおかげで、詐欺の運営者は現地の言語がわからなくても、複数の国・言語の被害者に同時にアプローチできてしまうというわけ。逆に OpenAI 側も、AI による翻訳ツールを使って各言語のやり取りを素早く調査・分析できたそうだよ。AI の便利さが攻撃側にも防御側にも効いてくる、ちょっと考えさせられる話だね。
これで何が変わるの?
OpenAI がこのネットワークに関連するアカウントを停止したことで、少なくとも ChatGPT を使って新しい勧誘メッセージや翻訳会話を生成することはできなくなったよ。ただし、このネットワークは SMS・WhatsApp・Telegram・BonChat など複数のメッセージアプリをまたいで活動していて、それらの入り口部分のテンプレートメッセージは AI 生成ではなかったとも報告されているの。ChatGPT アカウントの停止だけで詐欺の全体が止まったとは書かれていない点は、正直に押さえておきたいところだよ。
深く潜ってみよう
このネットワークの手口は、OpenAI のレポートで「ping(ピン)・zing(ジン)・sting(スティング)」という 3 段階のパターンとして整理されているよ。
- ping(冷たい接触): 簡単な作業への高額報酬や、株の高リターン投資話などで、いきなり見知らぬ相手に連絡する
- zing(期待を膨らませる): 運営者と「従業員」役の間の会話を翻訳し、作業の連絡事項に加えて収入やボーナスをちらつかせるメッセージを混ぜる
- sting(お金を抜き取る): 報酬を受け取るための「保証金」・仮想通貨の購入・「手数料」などの名目で、お金を出させようとする
最初のきっかけは、イギリスのランダムな携帯電話番号あてに送られた SMS で、そのうちの 1 件が OpenAI の調査担当者に届いたことから「Wrong Number」という名前が付いたんだって。SMS の後は WhatsApp に誘導され、そこから Telegram の「メンター」役につながる流れになっていたよ。
メッセージ内で使われていた「雇い主」企業名としては、Hyesung Advertising や Lightning Shared Scooter Co(LSSC)が繰り返し登場していて、外部の報道でもこれらは詐欺的なタスクスキームだと指摘されているの。OpenAI 自身はこれらの企業の実態を独自に検証したわけではないけど、これらの名を騙るメッセージは中国語話者の ChatGPT ユーザーが、おそらくカンボジアから生成していたことを確認したそうだよ。
謳っていた業種は株取引・電動スクーターのレンタル・SNS の「いいね」販売など幅広かったんだけど、怪しさが分かりやすいポイントもあったよ。TikTok の「いいね」1 件に 5 ドル以上を支払うと持ちかけていた一方で、実際のオンライン市場では「いいね」1,000 件が 10 ドル未満で売られていることが多いんだって。
具体的な事例としては、8 件の電話番号に同時送信された勧誘メッセージ(受信者の連絡先に無い番号ばかり)や、20 ポンド分の仮想通貨を購入して身元不明の相手に送金するよう指示する Telegram メッセージが紹介されているよ。外部の報道によると、こうした運営元は新規参加者から高額な参加料を取り、その一部を既存の「従業員」への支払いに回して engagement を維持する、典型的なタスク詐欺の構造だったみたい。
実際の被害規模はネットワークの可視性が限られているため断定しづらいものの、外部の報告や「返金してほしい」という従業員側からの訴えから、実際にお金を支払ってしまった人がいたことがうかがえるよ。一方で SNS 上でこれらの企業を擁護する投稿も見られたそうで、詐欺と気づかないまま関わっていた実在のユーザーがいたことも示唆されているんだ。
まとめ
- OpenAI が、カンボジア発とみられる求人詐欺(タスク詐欺)ネットワークに関連する ChatGPT アカウントを停止した
- 英語・スペイン語・スワヒリ語・キニヤルワンダ語・ドイツ語・ハイチクレオール語など複数言語で、高収入をうたう勧誘メッセージや翻訳会話を量産していた
- 手口は「ping(冷たい接触)→ zing(期待を膨らませる)→ sting(お金を抜き取る)」の 3 段階
- SMS → WhatsApp → Telegram という複数アプリをまたぐ誘導ルートで、Hyesung Advertising や LSSC などの偽の雇い主名を使っていた
- 実際に支払ってしまった被害者がいたとみられ、SNS 上では気づかず擁護する投稿も見られた
AI がどう悪用され、どう見つけられているのかに興味があるみんなに読んでほしいレポートだよ!