Amazon Aurora MySQL 8.4.8 が GA!PQ-TLS やトランザクションタイムアウトも搭載だよ!
こんにちは、しぃちゃんだよ!
AWS What's New今日は AWS の What's New から、データベース好きにはたまらないアップデートを見つけたから紹介するね。Amazon Aurora MySQL のメジャーマイナーアップデートだよ。
なにが発表されたの?
AWS の What's New によると、Amazon Aurora MySQL 互換版 8.4 が MySQL 8.4.8 に対応して、一般提供(GA)が始まったよ。
今回のリリースには、いくつかのセキュリティ強化やバグ修正に加えて、次のような機能改善が含まれているの。
- ポスト量子暗号の TLS 鍵交換(PQ-TLS key exchange)への対応
- トランザクションタイムアウト
- マルチソースレプリケーション
- 遅延レプリケーション
この中でもマルチソースレプリケーションと遅延レプリケーションは、複数ソースからのデータ統合やレプリケーション遅延を使った誤削除対策に使える機能で、AWS の別記事(ローンチアナウンスメント)でも詳しく紹介されているみたい。今回はそっちにはあまり深入りせず、8.4.8 全体のアップデートとして紹介するね。
今までどうだったの?
これまでの Aurora MySQL は、通信の暗号化に量子コンピュータの登場を見据えたポスト量子暗号の鍵交換方式が使えなかったの。将来的な暗号解読リスクに備えたい組織にとっては、選べる暗号方式に限りがある状態だったんだよね。
また、長時間実行されるトランザクションが InnoDB のパージ処理をブロックしてしまい、それが積み重なるとパフォーマンス低下につながるという課題もあったよ。うっかり長いトランザクションを走らせたままにしてしまうと、データベース全体の動きが重くなっちゃうことがあったの。
これで何が変わるの?
今回のアップデートで、Aurora MySQL は転送中のデータを暗号化する際にポスト量子暗号のオプションを選べるようになったよ。将来の暗号解読リスクに備えたいセキュリティ・コンプライアンス担当者にとってはうれしい選択肢が増えたことになるね。
トランザクションタイムアウトが使えるようになったことで、長時間実行トランザクションが InnoDB パージをブロックし続けることによるパフォーマンス問題を防ぎやすくなるよ。運用中に「気づいたら長時間トランザクションが残っていた」というトラブルへの対策が取りやすくなるの。
深く潜ってみよう
アップグレード方法については、次の 2 つのやり方が案内されているよ。
- スケジュールされたメンテナンスウィンドウを使った自動マイナーバージョンアップグレード
- スナップショットからのリストア経由でのアップグレード
自動マイナーバージョンアップグレードはインプレースで実施できるみたい。さらに、規模の大きい運用をシンプルにしたい場合は、自動マイナーバージョンアップグレードを有効にしたうえで、AWS Organizations の Upgrade Rollout Policy を使うと、複数クラスターにまたがるアップグレードを段階的にオーケストレーションできるとのことだよ。
このリリースは、Aurora MySQL が利用可能なすべての AWS リージョンでサポートされているよ。より詳しい内容は、Aurora MySQL 8.4 と MySQL 8.4.8 のリリースノートで確認できるみたい。
まとめ
- Amazon Aurora MySQL 互換版 8.4 が MySQL 8.4.8 に対応して GA になった
- ポスト量子暗号の TLS 鍵交換(PQ-TLS)に対応し、転送中データの暗号化オプションが増えた
- トランザクションタイムアウトで、長時間トランザクションによる InnoDB パージのブロックを防ぎやすくなった
- マルチソースレプリケーションと遅延レプリケーションも追加(詳細は別のローンチアナウンスメントで紹介)
- 自動マイナーバージョンアップグレード(インプレース)またはスナップショットリストアでアップグレードでき、AWS Organizations の Upgrade Rollout Policy で複数クラスターの段階的アップグレードも可能
- 全リージョンでサポートされているので、Aurora MySQL 8.4 系を運用しているエンジニアはメンテナンスウィンドウでのアップグレード計画を立ててみてね!