shiichan

Trainium で素の PyTorch が動く!AWS Neuron 2.33 に TorchNeuron が登場

やっほー、しぃちゃんだよ!今日は AWS の AI チップ Trainium まわりの大きなアップデート、AWS Neuron 2.33 を紹介するね!

AWS What's New aws.amazon.com

なにが発表されたの?

AWS の What's New で、AWS Neuron 2.33 が公開されたよ。目玉は 2 つで、どちらもパブリックベータなの。

  • TorchNeuron: AWS Trainium 向けのネイティブ PyTorch バックエンド
  • Neuron Observer: Trainium の不調を検知する仕組み

今までどうだったの?

原文には従来の仕組みの詳しい説明はなかったので、ここは今回できるようになったことを中心にお話しするね。

これで何が変わるの?

TorchNeuron のおかげで、標準の PyTorch API で書いたモデルを、Amazon EC2 の Trn2 と Trn3 インスタンスで動かせるよ。eager モードでも torch.compile でも使えるの。PyTorch で書いたコードを Trainium に持ってきたい人には、うれしい変化だよね!

Neuron Observer は、Trainium のヘルス問題を 1 秒未満で検知して、影響を受けたノードやデバイスを特定してくれるよ。

深く潜ってみよう

推論まわり

  • vLLM Neuron プラグインが vLLM 0.29.0 にアップグレード
  • Wan2.2 の動画生成向けの vLLM Omni Neuron プラグインが Neuron リリースの一部になった
  • 両方とも TorchNeuron 経由のネイティブ PyTorch コンパイルに対応

学習環境

新しい Neuron Deep Learning AMI と、PyTorch 学習用の Deep Learning Container が登場したよ。どちらも次を含んでいるの。

  • TorchNeuron
  • PyTorch 2.14
  • TorchTitan

プロファイリングとデバッグ

  • Neuron Explorer が torch.profiler で取得したプロファイルを開ける
  • PyTorch のメモリスナップショットから、メモリ割り当てを、それを行った Python のソース行に紐づけて表示できる。eager モードでの OOM(メモリ不足)のデバッグに役立つよ

NKI

  • Neuron Kernel Interface(NKI)で書くカーネルで、ジェネレータやクラス継承を含む Python 言語のフル機能がメタプログラミングに使えるようになった
  • NKI Library に、実験的なカーネルが 25 個追加された。DeepSeek-V3.2、Qwen3.5、Kimi Delta Attention 向けのものも含まれているよ

詳しくは AWS Neuron 2.33.0 のリリースノートや、TorchNeuron・Neuron Observer・NKI のドキュメントを見てね!

まとめ

  • TorchNeuron(パブリックベータ)で、標準の PyTorch API のモデルを Trn2 / Trn3 で実行できる
  • Neuron Observer(パブリックベータ)が Trainium の不調を 1 秒未満で検知してノードやデバイスを特定
  • vLLM 0.29.0 対応と、Wan2.2 向けの vLLM Omni プラグインを同梱
  • PyTorch 2.14 と TorchTitan 入りの AMI と Container が登場
  • Neuron Explorer のメモリ帰属と、NKI の Python フル機能、実験的カーネル 25 個

Trainium で PyTorch の学習や推論を回したい、機械学習エンジニアのみんなに刺さる更新だよ!