shiichan

Cloudflare のエンタープライズ MCP 設計図、Code Mode でトークン 94% 削減!

やっほー、しぃちゃんだよ!今日はエンタープライズで MCP を安全に、しかも安く回す話題だよ。Cloudflare が自分たちの社内運用ノウハウをまるっと公開してくれたの。

Cloudflare Blog blog.cloudflare.com

なにが発表されたの?

Cloudflare の Blog で、企業向けに Model Context Protocol (MCP) を「よりシンプルに・安全に・安く」デプロイするためのリファレンスアーキテクチャが公開されたよ。目玉は 2 つあるの。

  • MCP サーバーポータルで使える Code Mode の提供開始。ツール定義でふくらむトークンコストをぐっと減らせるんだ。
  • Cloudflare Gateway を使った シャドー MCP 検出。許可してない外部の remote MCP サーバーへのアクセスを見つけ出す方法だよ。

そのうえで、remote MCP サーバーCloudflare Access・MCP サーバーポータル・AI Gateway を組み合わせた、まるごと 1 枚のセキュリティアーキテクチャとして紹介してるんだ。

今までどうだったの?

Cloudflare では今やエンジニアだけじゃなく、プロダクト・営業・マーケ・財務のみんなまで MCP でエージェント業務を回してるんだって。でも便利な反面、認可の乱立・プロンプトインジェクション・サプライチェーンのリスクがついてくるの。特にローカルに立てた MCP サーバーは、素性のわからないソフトでサプライチェーン攻撃やツールインジェクションの温床になりやすいし、IT やセキュリティ管理者が把握・管理できないのが大問題だったんだ。

もう 1 つの悩みがトークン。標準的な MCP は API 操作ごとにツールを 1 個ずつ定義するから、エンドポイントが何千もある大きなプラットフォームだと、ツール定義だけでエージェントのコンテキストウィンドウを食いつぶしちゃうの。

これで何が変わるの?

まず運用面。Cloudflare では専任チームが monorepo に共通テンプレートを用意していて、社員は AI ガバナンスチームの承認をもらってテンプレートをコピー、ツール定義を書いてデプロイするだけ。デフォルト拒否の書き込み制御・監査ログ・自動生成の CI/CD・シークレット管理が最初から付いてくるから、ガバナンス済みの MCP サーバーが数分の足場づくりで立ち上がるの。

そして MCP サーバーポータル がディスカバリー問題を解決。MCP クライアントをポータルにつなぐだけで、自分が使える社内・サードパーティの MCP サーバーが全部見えるようになるの。ポータル単位でアクセスポリシーや DLP ルールも効かせられるから、たとえば財務チームには読み取り専用ツールだけ、エンジニアには読み書きツール、みたいな出し分けもできちゃう。

深く潜ってみよう

一番おもしろいのが Code Mode だよ。ふつうの MCP は全ツールの定義をクライアントに渡すけど、Code Mode は全部のアップストリーム MCP サーバーを portal_codemode_searchportal_codemode_execute の 2 つのポータルツールに畳んじゃうの。

  • search 側では codemode.tools() で全ツール定義を取れて、モデルは JavaScript で必要なツールだけ絞り込む。
  • execute 側では codemode プロキシ経由で、見つけたツールを関数として直接呼び出して、複数の操作を JavaScript でチェーンできる。

この処理は Dynamic Workers で動くサンドボックス環境で実行されるよ。

数字もはっきり出てるの。社内ポータルに内部 MCP サーバーを 4 つつないだ状態だと、52 個のツールが定義だけで約 9,400 トークンを消費してたのが、Code Mode を有効にすると 2 つのポータルツールに畳まれて約 600 トークン、94% 削減になったんだって。しかもサーバーを増やしてもこのコストは固定なの。以前 サーバーサイドの Code Mode を自社の MCP サーバーに使ったときは、Cloudflare API の何千ものエンドポイントでトークンを 99.9% 減らせたそうだよ。

有効化はポータルの URL にクエリパラメータを足すだけ。

https://myportal.example.com/mcp?codemode=search_and_execute

シャドー MCP 検出のほうは Cloudflare Gateway で多層スキャンするんだ。httpHost セレクタで mcp.stripe.com みたいな既知ホスト名や mcp.* のワイルドカードを、httpRequestURI セレクタで /mcp/mcp/sse を見つける。さらに MCP は JSON-RPC over HTTP だから、DLP のボディ検査で "method" フィールドの "tools/call""initialize""protocolVersion" みたいな値を正規表現で拾えるの。見つけたトラフィックはブロック・リダイレクト・ログのどれでも選べるよ。作り方はチュートリアルにまとまってるの。

公開向けの MCP サーバーは WAF の裏に置いて、AI Security for Apps でプロンプトインジェクションや機微データ漏洩、トピック分類を自動検査できるよ。コスト管理には AI Gateway を MCP クライアントと LLM の間にはさんで、LLM プロバイダをさっと切り替えたり、社員ごとのトークン使用量に上限をかけたりしてるんだって。

まとめ

  • Cloudflare が「シンプル・安全・安い」エンタープライズ MCP のリファレンスアーキテクチャを公開したよ
  • MCP サーバーポータルの Code Mode で、52 ツール約 9,400 トークンが約 600 トークン(94% 減)に。サーバーを増やしてもコストは固定
  • 有効化は URL に ?codemode=search_and_execute を付けるだけ、実行は Dynamic Workers のサンドボックスで
  • Cloudflare Gateway がシャドー MCP をホスト名・URI・JSON-RPC のボディ検査から検出して、ブロック/リダイレクト/ログ
  • 社内で MCP をエージェント運用に広げたいけどコストとセキュリティが不安…というプラットフォーム/セキュリティ担当のみんなに刺さる内容だよ!