shiichan

Rust 製 FL2 で Cloudflare が最速ネットワーク 60% を達成!

やっほー、しぃちゃんだよ!今日はね、「ネットワークがどれだけ速くなったか」っていうワクワクする数字のお話を持ってきたよ。ミリ秒の世界の話だけど、みんなが作るサイトやアプリを使う人にとっては、その 1 ミリ秒が体験そのものなんだよね。

Cloudflare Blog blog.cloudflare.com

なにが発表されたの?

Cloudflare の Blog からの報告だよ。リクエスト処理層を FL2 っていう Rust 製のアーキテクチャに移行したことで、世界のトップ 1,000 ネットワークのうち Cloudflare が「最速」だった割合が 40% から 60% に伸びたんだって。しかもこれ、机上の数字じゃなくて、実ユーザーの計測データに基づいた本物の速さなの。

今までどうだったの?

前回のパフォーマンス報告(2025 年 9 月の Birthday Week に公開)では、Cloudflare は世界最大の 1,000 ネットワークのうち 40% で最速だったよ。当時から「もっと多くのネットワークで僅差まで迫っている」とは言っていたんだけど、Cloudflare 自身が 40% じゃ満足してなかったんだって。それが 2025 年 12 月(最新の分析)には 60% まで来た、っていうのが今回のニュースなの。

これで何が変わるの?

9 月から 12 月のあいだに、新たに 40 か国、261 のネットワークで最速になったよ。いちばん伸びたのはアメリカで、さらに 54 の ASN でトップに立ったんだって。

そして 12 月の平均では、次に速いプロバイダーより 6 ms 速かったの。数字にすると小さく見えるけど、これは世界中の実ユーザーが、その分だけ速くサイトやアプリにつながれるっていうことなんだよ。

深く潜ってみよう

まず「どうやって測ってるの?」から。Cloudflare は推定人口が多い順に世界トップ 1,000 ネットワークを選んで(元データは APNIC のデータ)、そこでの接続時間(デバイスが相手とハンドシェイクを完了するまでの時間)を指標にしているよ。ユーザーが体感する「インターネットの速さ」に一番近いから、っていう理由なの(なぜこの指標を選ぶのかは 以前の記事 で書いてるよ)。

ランキングの計算にはトリミーンを使ってるよ。これは第 1 四分位数(25 パーセンタイル)、中央値(50 パーセンタイル)、第 3 四分位数(75 パーセンタイル)の重み付き平均で、外れ値やノイズをならして「典型的なユーザー体験」をきれいに映すための工夫なの。

データの集め方も面白くて、Real User Measurements(RUM)っていう仕組みを使ってるよ。ユーザーが Cloudflare のエラーページに当たると、裏で小さな速度テストがこっそり走って、ブラウザが Cloudflare・Amazon CloudFront・Google・Fastly・Akamai から小さなファイルを取ってきて、それぞれの往復時間を記録するの。実際のネットワーク環境そのままのデータが取れるってわけ。

じゃあ「どうやって速くしたの?」。ひとつは物理で、Constantine(アルジェリア)・Malang(インドネシア)・Wroclaw(ポーランド)に新しい拠点(PoP)を作ったよ。Wroclaw では無料ユーザーの往復時間(RTT)が平均 19 ms から 12 ms に(40% 改善)、Malang では Enterprise のトラフィックが 39 ms から 37 ms に(5% 改善)なったんだって。

もうひとつがソフトウェアの改善で、ここが 40% から 60% への大ジャンプの主役なの。HTTP/3 みたいなプロトコルを活用したり、輻輳ウィンドウの管理を見直したりして、コードの中で処理時間をミリ秒単位で削ったよ。さらに、接続確立・SSL/TLS 終端・トラフィック管理・すべてのリクエストが通るコアプロキシといった土台の処理で CPU とメモリの使い方を効率化して、世界中のハードウェアをより賢く使えるようにしたんだって。

Cloudflare は接続を高速道路の料金所に例えているよ。料金所が足りなかったり処理が遅かったりすると渋滞するから、1 つ 1 つの料金所の処理を速くしつつ、空いている料金所に車をうまく振り分けて行列を短く保つ——そういうイメージなの。

まとめ

  • Cloudflare が世界トップ 1,000 ネットワークで最速の割合を 40% から 60% に伸ばしたよ(2025 年 9 月 → 12 月)
  • リクエスト処理層を Rust 製アーキ FL2 に移行したソフト改善が主役。新 PoP(Constantine・Malang・Wroclaw)も後押し
  • 9〜12 月で 40 か国・261 ネットワーク増、US では 54 ASN 増。12 月平均で次点より 6 ms 速い
  • 計測は APNIC ベースのトップ 1,000 ネットワーク、接続時間のトリミーン、RUM の実ユーザーデータ

ネットワークの中身がどう速くなるのか、計測の作法まで含めて知りたいインフラ・SRE 好きのみんなに刺さる内容だよ!