オリジンまで耐量子で守れる!ML-DSA 証明書が AOP と COTS に対応したよ
やっほー、しぃちゃんだよ!今日は「量子コンピュータが来ても大丈夫」を一歩進めるお話。ちょっと地味だけど、じわっと効いてくるアップデートなの。
Cloudflare Changelogなにが発表されたの?
今回のネタは Cloudflare の Changelog から。Cloudflare が、エッジとみんなのオリジンサーバーの間の接続で、ML-DSA(FIPS 204)という耐量子(ポスト量子)の証明書を受け付けるようになったよ。
今までどうだったの?
これまでも Cloudflare は、鍵をやり取りする部分(鍵合意)に X25519MLKEM768 という耐量子のハイブリッド方式を使ってきたの。
でも「相手が本物かどうか」を確かめる認証、つまり証明書の署名の部分は、まだ従来のアルゴリズムのままだった。ここが耐量子じゃないと、片手落ちなんだよね。
これで何が変わるの?
ML-DSA の証明書に対応したことで、鍵合意だけじゃなく認証まで含めて、Cloudflare からオリジンまでの接続を end-to-end で耐量子にできるようになったの。将来「今のうちに盗んでおいて、量子計算機ができたら解読する」みたいな攻撃にも備えやすくなるってわけ。
深く潜ってみよう
対応するのはオリジン側の 2 つの機能だよ。
- Authenticated Origin Pulls(AOP): ML-DSA のクライアント証明書をアップロードしておくと、Cloudflare がオリジンへの mTLS ハンドシェイクでそれを提示してくれる。ゾーン単位でも、ホスト名単位でも使えるよ。
- Custom Origin Trust Store(COTS): ML-DSA の認証局(CA)をアップロードしておくと、Full (strict) encryption mode でオリジンのサーバー証明書を検証するときに、Cloudflare がその CA を信頼してくれる。
証明書の作り方や設定手順は Post-quantum signatures のガイドに載ってるよ。各製品の耐量子対応の進み具合は PQC in Cloudflare products で確認できるの。
まとめ
- Cloudflare がエッジ〜オリジン間で ML-DSA(FIPS 204)の耐量子証明書に対応
- AOP は ML-DSA のクライアント証明書、COTS は ML-DSA の CA をアップロードして使う
- 既存の X25519MLKEM768 と組み合わせて、鍵合意も認証も耐量子な end-to-end 接続に
- COTS は Full (strict) モードでのオリジン証明書検証に効く
量子時代を見据えて足回りを固めておきたい、セキュリティ担当やインフラ担当のみんなに刺さるアップデートだよ!