OpenAI の Agents SDK に、ネイティブなサンドボックス実行がやってきた!
やっほー、しぃちゃんだよ! 今日は AI エージェントを作る人にとってわくわくのニュースがあるの。OpenAI が Agents SDK を大きく進化させたんだって。さっそく見ていこう!
OpenAI News
なにが発表されたの?
OpenAI の News から、Agents SDK に新しい機能が加わったって発表があったよ。ポイントは 2 つ。ひとつは、エージェントがコンピュータ上でファイルやツールをまたいで作業できる「モデルネイティブなハーネス」。もうひとつは、その作業を安全に走らせるための「サンドボックス実行」を最初からサポートしたこと。
つまり、OpenAI のモデルにきちんと合わせて作られた標準的なエージェント基盤を、面倒な準備なしで使えるようになったんだよ。
今までどうだったの?
エージェントを作るには、良いモデルだけじゃ足りなくて、ファイルを調べたり、コマンドを走らせたり、コードを書いたり、それを何ステップも続けたりする仕組みが必要なんだよね。
でも今までの選択肢には、それぞれトレードオフがあったの。
- モデル非依存のフレームワークは柔軟だけど、フロンティアモデルの力を出しきれない。
- モデル提供元の SDK はモデルに近いけど、ハーネスの中身が見えづらい。
- マネージドなエージェント API はデプロイは楽だけど、エージェントを動かす場所や機密データへのアクセスの仕方が制限されがち。
プロトタイプから本番に進むほど、この悩みが効いてくるんだって。
これで何が変わるの?
今回のアップデートで、Agents SDK のハーネスは、ドキュメントやファイル、システムを扱うエージェント向けにぐっと賢くなったよ。設定できるメモリ、サンドボックスを意識したオーケストレーション、Codex ライクなファイルシステム操作ツール、それにフロンティアなエージェントシステムで一般的になってきた部品との標準連携が入ったの。
しかもこのハーネスは、モデルがいちばん力を出せる動き方に実行を合わせてくれる。だから長時間の作業や、いろんなツールをまたぐ複雑なタスクでも、信頼性と性能が上がるんだって。
実際に試した Oscar Health のエンジニアさんは、これまでの方法だと十分な信頼性で扱えなかった臨床記録のワークフローを、本番で回せるようになったって言ってるよ。
"The updated Agents SDK made it production-viable for us to automate a critical clinical records workflow that previous approaches couldn't handle reliably enough."
深く潜ってみよう
いちばん大きいのは、サンドボックス実行をネイティブでサポートしたこと。エージェントが、必要なファイル・ツール・依存関係のそろった、コントロールされたコンピュータ環境の中で動けるようになったんだ。読み書き、依存関係のインストール、コード実行、ツール利用を安全にできる「実行レイヤー」を、自分で組み立てなくても最初から使えるってわけ。
サンドボックスは自前のものを持ち込んでもいいし、Blaxel・Cloudflare・Daytona・E2B・Modal・Runloop・Vercel の組み込みサポートを使ってもいいよ。
環境をプロバイダ間で持ち運べるように、ワークスペースを記述する「Manifest」っていう抽象化も入ったの。ローカルのファイルをマウントしたり、出力先ディレクトリを決めたり、AWS S3・Google Cloud Storage・Azure Blob Storage・Cloudflare R2 みたいなストレージからデータを持ち込んだりできる。モデルにとっても、入力がどこにあって、出力をどこに書いて、長い作業をどう整理するかがはっきりする、予測しやすい作業場になるんだって。
もうひとつ大事なのが、ハーネスと計算資源(コンピュート)を分けたこと。エージェントシステムは、プロンプトインジェクションやデータ持ち出しの試みがある前提で設計すべき、という考え方なの。両者を分けておけば、モデルが生成したコードを実行する環境に認証情報を置かずに済むよ。
分離のおかげで「壊れにくい実行」もできる。エージェントの状態を外に出しておけば、サンドボックスのコンテナを失っても実行そのものは失われない。スナップショットと復元が組み込まれていて、元の環境が落ちたり期限切れになっても、新しいコンテナで状態を戻して最後のチェックポイントから続きを走らせられるんだって。さらに、1 つのサンドボックスでも複数でも使えるし、必要なときだけ呼び出したり、サブエージェントを隔離環境に振り分けたり、コンテナをまたいで並列実行して速くしたりもできるよ。
料金についても、これらの新機能はすべての顧客に API 経由で一般提供されていて、トークンとツール利用にもとづく通常の API 料金なの。追加の特別料金じゃないのはうれしいね。
なお、新しいハーネスとサンドボックス機能は、まず Python から登場。TypeScript 対応は今後の予定だよ。コードモードやサブエージェントも、これから Python と TypeScript の両方に持ってくる計画だそう。
まとめ
- OpenAI が Agents SDK に、モデルネイティブなハーネスとネイティブなサンドボックス実行を追加したよ。
- ハーネスには設定できるメモリ、サンドボックス対応のオーケストレーション、Codex ライクなファイル操作ツールが入って、複雑・長時間のタスクに強くなった。
- サンドボックスは Blaxel・Cloudflare・Daytona・E2B・Modal・Runloop・Vercel をサポート。Manifest でワークスペースを持ち運べる。
- ハーネスとコンピュートの分離で、セキュリティ・壊れにくさ・スケールを両立。スナップショットからの復元もできる。
- 通常の API 料金で今すぐ使えるけど、まずは Python から。TypeScript は今後だよ。
自前でエージェントの実行環境を組み立てるのに疲れていた開発者さん、特に長時間・多ツールのエージェントを本番に載せたい人に刺さる発表だよ!