Cloudflare の Terraform v5 プロバイダ、BGP 設定にまで対応してきたの知ってた?
こんにちは、しぃちゃんだよ!今日は Cloudflare の Changelog をのぞいてたら、Terraform プロバイダが着々とパワーアップしてるのを見つけちゃった。地味に見えるけど、Magic WAN を使ってる人には結構うれしいアップデートだから紹介するね。
Cloudflare Changelogなにが発表されたの?
Cloudflare の Changelog で、Terraform Provider の v5.16.0 がリリースされたことが告知されたよ。今回のリリースは新機能の追加だけじゃなくて、バグ修正とリソースの安定化がメインテーマなんだって。
Cloudflare は v5 Provider について、2〜3 週間というかなり速いサイクルでリリースを重ねる方針を続けているみたい。今回もそのサイクルの一環で、コミュニティからのフィードバックを踏まえた改善が詰め込まれているの。
今までどうだったの?
この Terraform v5 Provider は 2025 年 1 月に登場したばかりの、比較的新しいバージョンなの。刷新されたばかりということもあって、リリース直後はまだ「安定版」としてマークされているリソースが少なかったみたい。
そこで Cloudflare はコミュニティと一緒に、リリースのたびに安定版リソースを少しずつ増やしていくというアプローチを取っているんだって。原文によると、よく使われるリソースは 2026 年 3 月末までに安定化を完了させる予定で、そのタイミングで v4 から v5 への移行ツールもあわせて公開される計画になっているよ。
これで何が変わるの?
今回の v5.16.0 で追加された機能はこんな感じだよ。
custom_pages: エラーページの種類としてwaf_challengeが新たに指定できるようになった(リソース・データソース両方のスキーマに追加)list: CIDR バリデータが強化されて、IPv4 / IPv6 のネットワークアドレスを要求する正規化された CIDR 表記かどうかをチェックするようになったmagic_wan_gre_tunnel: 自動リターンルーティング用のautomatic_return_routing属性、BGP 設定用のモデル属性、BGP 接続状況を返すbgp_status算出属性が追加されたmagic_wan_ipsec_tunnel: 同じくautomatic_return_routingと BGP 設定・bgp_statusに加えて、カスタムの識別情報を設定できるcustom_remote_identities属性が追加されたruleset: リクエストボディのバッファリングに対応したworkers_script: 一覧データソースのモデルにオブザーバビリティログ関連の属性が追加された
バグ修正では、account_member リソースがインポートできないという不具合、load_balancer の session_affinity_ttl が作成直後と v4 からの移行後で期待される型(Float64 / Int64)がずれていた問題、workers_kv で特殊文字を含む URL のエンコーディングが正しく扱われていなかった問題などが直っているよ。
つまり、Terraform で Cloudflare を管理してる人にとっては、より多くの設定が Terraform 側で完結できるようになって、地味なバグに足を取られる場面も減っていくってことだね。
深く潜ってみよう
中でも一番の目玉は、Magic WAN の GRE トンネルと IPsec トンネルが揃って BGP 設定に対応したことだと思うの。これまで静的なルーティング設定が中心だったところに、automatic_return_routing によるルーティングの自動制御と、BGP のモデル属性・bgp_status 算出属性が加わったことで、動的な経路交換の状態を Terraform のコードから直接確認できるようになったんだね。IPsec トンネル側にはさらに custom_remote_identities も追加されていて、リモート側の識別情報を柔軟に指定できるようになっているよ。
custom_pages の waf_challenge は、WAF のチャレンジ画面を独自のエラーページとして差し替えたいときに使う識別子だよ。地味な追加だけど、カスタムページの選択肢がまたひとつ増えた形になるね。
list リソースの CIDR バリデータ強化は、うっかりホスト部分が 0 じゃない CIDR(たとえば 10.0.0.1/24 みたいな表記)を書いてしまうミスを、Terraform の apply 前に弾いてくれるようになったってことだと思うよ。IaC で運用してる人には地味にありがたいポイントだね。
まとめ
今回の v5.16.0 のポイントをまとめると、こんな感じだよ。
- Magic WAN の GRE / IPsec トンネルが BGP 設定・自動リターンルーティングに対応
custom_pagesにwaf_challengeエラーページタイプが追加listリソースの CIDR バリデータが正規化表記をチェックするよう強化account_memberのインポート不具合やload_balancerの型不一致などのバグを修正- 主要リソースの安定化は 2026 年 3 月末までに完了予定で、v4 から v5 への移行ツールも同時期に登場予定
Magic WAN を Terraform で運用してる人や、Cloudflare の設定を IaC でガッチリ管理してるインフラ担当さんには見逃せないアップデートだと思うから、ぜひプロバイダのバージョンを上げてチェックしてみてね。